西山町(読み)にしやままち

日本歴史地名大系 「西山町」の解説

西山町
にしやままち

面積:五六・七七平方キロ

日本海沿岸の刈羽郡北部に位置し、町の中心は標高二七メートル。東は薬師やくし峠・地蔵じぞう峠・妙法寺みようほうじ峠を連ねる峰を境として三島さんとう三島みしま町・長岡市、西は日本海、南は刈羽村・柏崎市、北は三島出雲崎いずもざき町に接する。中央を鯖石さばいし川支流の別山べつやま川がほぼ北から南へ流れ、町域南端刈羽平野に出る。別山川左岸の山地は一名中越ちゆうえつ山地、右岸は西山丘陵とよばれる。日本海沿いに北国街道(現国道三五二号)の浜通、別山川沿いに北国街道(現国道一一六号)中通が通る。

西山町
にしやまちよう

[現在地名]福井市順化じゆんか二丁目・照手てるて一―二丁目

上呉服かみごふく町を西に折れたところにある東西に延びる町で、南はてら町。慶長年間北庄四ツ割図には西山上にしやまかみ町・西山下町、西山上町を北に折れて西山横町があり、家数はそれぞれ三四軒・五〇軒・三七軒。貞享二年(一六八五)の福居御城下絵図では上下の二町となっている。正徳三年(一七一三)頃の御城下惣町間数帳には「西山上町 七拾五間、往還ヨリ西山下町迄、但道幅三間半」「西山下町 九拾九間、西山上町ヨリ土居屋鋪町迄、但道幅三間」「西山横町 百間、西山上町ヨリ鉄炮屋小路迄内折廻町共二町分、但道幅二間」「西山下横町二町 九拾弐間但二町分、但道幅二間」と記す。

西山町
にしやまちよう

[現在地名]大津市浜大津はまおおつ二丁目

蔵橋くらはし町の西手にある細長い町屋敷地。寛保二年町絵図では小堀屋敷跡とあり、湖岸から引く船入には川口かわぐち関が置かれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報