精選版 日本国語大辞典 「行掛」の意味・読み・例文・類語
ゆき‐がかり【行掛】
〘名〙
② 行ってその場にさしかかること。行って出合うこと。
ゆき‐かか・る【行掛】
〘自ラ五(四)〙
① 行くことに取りかかる。行こうとする。行き始める。行き出す。
② 行って関係する。めぐりあって関係を生じる。
③ 行って、その場にさしかかる。通り合わせる。通りかかる。行き合わせる。
※蜻蛉(974頃)中「瀬多の橋の本、ゆきかかるほどにぞ、ほのぼのとあけゆく」
いき‐がかり【行掛】
〘名〙
① 行きかかるついで。行き出す時。途中。ゆきがかり。ゆきがけ。
※四座役者目録(1646‐53)下「いき掛りに、むさとしたる手などを打」
いき‐がけ【行掛】
〘名〙 行き出す時。行くついで。ゆきがけ。
※人情本・閑情末摘花(1839‐41)二「往(イキ)がけに駕も誂へて呉なと被仰ますから」
ゆき‐がけ【行掛】
〘名〙 行こうとする時。また、行くついで。いきがけ。
※滑稽本・続膝栗毛(1810‐22)四「されども彌次郎兵衛喜多八は、東海道を行がけの元気には似もつかず」
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