精選版 日本国語大辞典 「菰枕・薦枕」の意味・読み・例文・類語
こも‐まくら【菰枕・薦枕】
[1] 〘名〙
① 真菰(まこも)をたばねて作った枕。古代では菅枕や木のまくらとともに、ふつうに使われたものらしい。
② 平安時代以降、仮寝、旅寝をたとえていう。水辺の宿りにいうことが多い。
[2] 枕
① こもの枕が高い意から「高」、および「たか」を含む地名や神名にかかる。
② 地名「漆沼(しつぬ)」にかかる。枕をするの意で、「し」に続くという。
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