自墾地系荘園(読み)ジコンチケイショウエン

デジタル大辞泉 「自墾地系荘園」の意味・読み・例文・類語

じこんちけい‐しょうえん〔‐シヤウヱン〕【自墾地系荘園】

天平15年(743)の墾田永年私財法により、中央貴族や寺社などが、未墾地自力で開墾して私有地とすることによって成立した荘園墾田地系荘園。→寄進地系荘園

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「自墾地系荘園」の解説

自墾地系荘園
じこんちけいしょうえん

平安初期まで広くみられる,寺社等の荘園領主がみずから墾田地を占定して開発を行い,耕営を維持した荘園。一般に墾田地系荘園の一類型として理解される。地域的には,畿内からやや離れた中間地帯や辺境に多い。現地では国司郡司という律令制地方支配機構に依存した労働力編成がとられたことから,9世紀になると急速に衰退にむかった。それに対して畿内および周辺では,既墾地の集積による墾田地系荘園(既墾地系荘園)が主流で,平安中期まで存続するものが多かった。

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百科事典マイペディア 「自墾地系荘園」の意味・わかりやすい解説

自墾地系荘園【じこんちけいしょうえん】

荘園

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自墾地系荘園」の意味・わかりやすい解説

自墾地系荘園
じこんちけいしょうえん

荘園」のページをご覧ください。

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