普及版 字通 「脛(漢字)」の読み・字形・画数・意味
脛
11画
[字訓] すね・はぎ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(けい)。は織機のたて糸を張る形で、上下の緊張した力の関係を示す。〔説文〕四下に「(すね)なり」、前条に「脚は脛なり」、次条に「は脛(けいたん)なり」とあって、脚のすねの部分。〔釈名、釈形体〕に「脛はなり。直にして長し。物のに似たり」という。頸も声の字で、首の亢直の部分をいう。
[訓義]
1. すね、はぎ。
2. に通じ、脛脛は直情をいう。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕脛 ハギ・アシ・ヒザ・ヨボロ
[語系]
脛hyeng、heangは声義が近い。(茎)heng、項heong、頸kieng、亢kangも体の茎状のところをいい、同系の語とみてよい。
[熟語]
脛衣▶・脛脛▶・脛股▶・脛骨▶・脛如▶・脛然▶・脛毛▶
[下接語]
鶴脛・貫脛・高脛・寸脛・赤脛・双脛・脛・長脛
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報