精選版 日本国語大辞典 「絡・紮」の意味・読み・例文・類語
から・げる【絡・紮】
〘他ガ下一〙 から・ぐ 〘他ガ下二〙
① たばねてくくる。ぐるりと巻きつける。縛る。
※九冊本宝物集(1179頃)二「不動をけさをもってからげ奉りてせむる時」
② 衣類の裾(すそ)をつまみ上げて帯に挟む。はしょる。まくり上げる。
※虎明本狂言・酢薑(室町末‐近世初)「あの川を渡る人はからげて渡るなふ」
※歌舞伎・近江源氏𨉷講釈(1772)五「よい年をからげて、見ぬ恋に憧がれ」
からげ【絡・紮】
① 束ねくくること。まとめてしばること。
※随筆・嬉遊笑覧(1830)二「からげは今も物を括るにいふ、からめあぐるの義にや」
② 着物の裾(すそ)を帯に挟み込むこと。また、その裾。しりからげ。
[2] 〘接尾〙 束ねくくったものを数えるのに用いる語。
※玉塵抄(1563)一四「一からげの書をたづさえて上た」
から・ぐ【絡・紮】
〘他ガ下二〙 ⇒からげる(絡)
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