籠田村(読み)こもたむら

日本歴史地名大系 「籠田村」の解説

籠田村
こもたむら

[現在地名]麻生町篭田こもた

天掛あまがけ村の西に位置する。中世小牧こまき郷のうちにあり(新編常陸国誌)、江戸時代は旗本領で、元禄郷帳天掛村と合せて五〇〇石とある。文政一一年(一八二八)の常州行方郡最寄四拾三ケ村組合議定連印(関戸家文書)には、長井五郎衛門知行所二九四石余・名主利平二と記される。

籠田村
かごだむら

[現在地名]安田町籠田

ツベタ川左岸に位置し、北は羽多屋新はたやしん村、西は保田やすだ町。寛永一五年(一六三八)村上藩の初検地があったと伝え(安田町誌)、寛文一三年(一六七三)の組々村数并高付大庄屋付(大滝家文書)では保田組に属した。貞享元年(一六八四)郷村高辻帳には高三二石四斗余とあり、元禄郷帳に保田町枝郷と記される。

籠田村
かごたむら

[現在地名]和島村篭田・辺張北組へばりきたぐみ

村田むらた村の東にある村田村の枝郷。西部柿之浦かきのうらと呼称された地で、天文二二年(一五五三)六月一五日付の某知行宛行状(小林文書)に「村田西方之内柿裏屋敷」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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