笙(漢字)

普及版 字通 「笙(漢字)」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 11画

[字音] ショウ(シャウ)

[説文解字]

[字形] 形声
声符は生(せい)。〔説文五上に「十三簧(くわう)、鳳の身に象るなり。笙は正なり。物生ず、故に之れを笙と謂ふ。大なるは之れをと謂ひ、小なるは之れを和と謂ふ」とし、「古(いにしへ)、隨、笙を作る」という事物起源説をしるしている。大なるものは十九簧であった。〔広雅、釈詁二〕に「笙は小なり」とあり、また至微のものをいう。

[訓義]
1. しょう、しょうのふえ。
2. たかむしろ。
3. 小さい。

[古辞書の訓]
和名抄〕笙 俗に象乃布江(しやうのふえ)と云ふ 〔名義抄〕笙 シヤウノフヱ 〔字鏡集〕笙 シヤウノフヱ・フヱ

[熟語]
・笙歌・笙管笙磬笙鼓笙簫・笙笙籥・笙笙籟笙弄
[下接語]
笙・歌笙・玉笙・琴笙・簧笙・執笙・鐘笙・吹笙・清笙・奏笙・調笙・宝笙・鳳笙・瑶笙・和笙

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報