鳳笙(読み)ほうしょう

精選版 日本国語大辞典 「鳳笙」の意味・読み・例文・類語

ほう‐しょう ‥シャウ【鳳笙】

〘名〙 笙の美称
懐風藻(751)従駕〈伊与部馬養〉「仙槎泛栄光、鳳笙帯祥煙」 〔李白‐鳳笙篇〕

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デジタル大辞泉 「鳳笙」の意味・読み・例文・類語

ほう‐しょう〔‐シヤウ〕【××笙】

笙の美称。外観が羽を休めた鳳凰ほうおうの姿に似ているところからいう。

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普及版 字通 「鳳笙」の読み・字形・画数・意味

【鳳笙】ほうしよう(しやう)

笙。鳳に象る。唐・李白〔襄陽歌〕詩 車旁、側に挂(か)く、一壺の酒 鳳笙管、行(ゆくゆく)相ひ催す

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世界大百科事典(旧版)内の鳳笙の言及

【笙】より

…現在雅楽で用いられている笙は,鳳凰がはばたいている姿を模倣して長短17本の竹管を匏の上面に円周上に配列している。鳳笙とも呼ばれる。各管には屛上(びようじよう)という切れ込み目と小さな指孔および簧がついている(ただし,17管中2管は無簧)が,指孔には音高を変える機能はなく,各管の音高は簧の長さと屛上の位置やリードにつけられるおもりの量によって決められる。…

※「鳳笙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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