精選版 日本国語大辞典 「穴熊」の意味・読み・例文・類語
あな‐ぐま【穴熊】
〘名〙 (「あなくま」とも)
① イタチ科の哺乳類。タヌキ(イヌ科)と混同してムジナと称する地方もある。ユーラシア大陸に広く分布し、日本では本州、四国、九州の森林中に穴居。夜行性で雑食する。体長七〇~八〇センチメートルで、四肢は太い。手の爪は長く頑丈で、穴掘りに適応する。背は褐色で霜降り状、腹と四肢は黒褐色。毛や肉を利用。あなほり。ささぐま。まみ。みだぬき。むじな。〔博物図教授法(1876‐77)〕
② 冬季、穴に蟄居(ちっきょ)している熊。《季・冬》
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報