稲畑汀子(読み)イナハタテイコ

デジタル大辞泉 「稲畑汀子」の意味・読み・例文・類語

いなはた‐ていこ【稲畑汀子】

[1931~2022]俳人神奈川の生まれ。旧姓高浜高浜虚子の孫。父、高浜年尾没後俳誌ホトトギス主宰。昭和62年(1987)日本伝統俳句協会を設立し、会長となる。句集に「汀子句集」「春光」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「稲畑汀子」の解説

稲畑汀子 いなはた-ていこ

1931- 昭和後期-平成時代の俳人。
昭和6年1月8日生まれ。高浜虚子の孫。高浜年尾の次女。稲畑順三と結婚。父没後の昭和54年から「ホトトギス」を主宰。花鳥諷詠をとなえた祖父作風をつぎ,62年日本伝統俳句協会を設立,会長となる。平成25年「ホトトギス」の主宰を長男・稲畑広太郎(廣太郎)にひきつぎ名誉主宰となる。神奈川県出身。小林聖心女子学院卒。句集に「汀子句集」など。

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世界大百科事典(旧版)内の稲畑汀子の言及

【ホトトギス】より

…大正中期以後の俳人として,日野草城,山口誓子,水原秋桜子,富安風生,星野立子,中村汀女,中村草田男,川端茅舎らが育った。59年に虚子が没した後は,長男の高浜年尾(1900‐79)が主宰,年尾の没後は年尾の二女稲畑汀子(いなはたていこ)(1931‐ )が主宰している。【松井 利彦】。…

※「稲畑汀子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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