出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…そこから,死後の魂を呼び戻そうとする魂(たま)呼びの儀や,逆に死後の荒魂を抑えつけ閉じこめようとする鎮魂の呪術が行われるようになった。また死後の魂は生者による供養をうければ清められた祖霊となるが,供養や鎮魂によって鎮められない霊は悪霊や怨霊となってたたると信じられた(祟り)。死は単なる肉体の消滅を意味するのではなく,肉体から離れた霊の独自の働きを活性化するのだ,という観念が長いあいだ生き続けてきたのである。…
…こうして日本人は神と仏の相互に異なった性格を重層させて(神仏習合),独自の神仏信仰を生みだしたのである。
[祟りと守護]
つぎに第2の特徴として,日本の神が祟(たたり)神的な要素と守護神的な要素とをあわせもつアンビバレント(両義的)な存在であったことをあげることができる。もともと姿なき神がこの世にあらわれてなんらかの予兆や痕跡をのこすことを,古く〈タタリ〉といった。…
※「祟り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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