悪報(読み)あくほう

精選版 日本国語大辞典 「悪報」の意味・読み・例文・類語

あく‐ほう【悪報】

〘名〙
① 悪いことをしたのが原因で生じた悪い結果。悪事のむくい。悪果。⇔善報
今昔(1120頃か)二「前世殺生の罪に依て地獄に堕ぬ、現在に咒誓(しゅせい)の過に依て悪報を受く」 〔中阿含経‐一〕
② 悪いしらせ。凶報。⇔吉報
花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉二五「恐らくは君英国より悪報を得たるならん」

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デジタル大辞泉 「悪報」の意味・読み・例文・類語

あく‐ほう【悪報】

悪い知らせ。凶報。
仏語。悪事に対する報い。⇔善報
[類語]応報報い祟り業報果報

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「悪報」の読み・字形・画数・意味

【悪報】あくほう(はう)

悪事のむくい。梁・武帝酒肉を断つ文、一〕經に言ふ、十惡を行ふは惡報を受け、十善を行ふは善報を受くと。

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