普及版 字通 「硝(漢字)」の読み・字形・画数・意味
硝
常用漢字 12画
(旧字)
12画
[字訓] ささらいし
[字形] 形声
声符は(肖)(しよう)。硝石。ガラス状の結晶体で、燃えるとき、紫の火を発する。硝石から火薬を作る方法は、古く道家の金術的な試みのなかで、知られたものであるという。北宋の曾公亮の〔武経総要〕にその法がしるされており、当時すでに火薬として実用化されていた。
[訓義]
1. 硝石。火薬・硝子の原料となる。
2. ささらいし。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 佐々良石(ささらいし) 〔名義抄〕 ササライシ 〔立〕 ササレイシ
[熟語]
硝煙▶・硝子▶・硝石▶・硝薬▶
[下接語]
英硝・硝・煙硝・白硝・硝
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報