目に余る(読み)メニアマル

デジタル大辞泉 「目に余る」の意味・読み・例文・類語

あま・る

程度がひどくて黙って見ていられないほどである。「彼らの言動は―・る」
数が多くて一目で見渡せないほどである。「―・る大群
[類語]不穏当不謹慎不心得心無い非常識不見識無分別言語道断とんでもない途方もない途轍もない突拍子もないとんだもってのほか法外大それた論外けしからん話にならない滅相もない気が知れない不始末不埒ふらち不逞ふてい罪作り邪道沙汰の限り沙汰のほか非道無道不当不所存あるまじきあろうことか一筋縄ではいかない横道身の程知らず不届き不届き至極由由しい成ってない若気の至り年甲斐も無い年寄りの冷や水

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精選版 日本国語大辞典 「目に余る」の意味・読み・例文・類語

め【目】 に 余(あま)

① 数が多くありすぎて一度に見渡すことができないほどである。
太平記(14C後)二二「目に余る程の大勢也と聞き」
② 程度がひどすぎて、黙ってみていられないほどである。
源平盛衰記(14C前)一八野山を走り田畠を損じ、馬牛を打ち張り、目に余りたる不用仁也ければ」

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