野山(読み)のやま

精選版 日本国語大辞典 「野山」の意味・読み・例文・類語

の‐やま【野山】

〘名〙
と山。野や山。山野
※万葉(8C後)七・一三四七「君に似る草と見しより我が標(し)めし野山の浅茅人な刈りそね」
※竹取(9C末‐10C初)「野山にまじりて竹をとりつつ、よろづの事につかひけり」
② 野や山で仕事をすること。野良仕事と山仕事。
浄瑠璃・十二段(1698頃)五「よって此御馬は、信夫の土民が耕作のため、のやまを致させ候ひしが」

ぬ‐やま【野山】

〘名〙 (→ぬ(野)) ⇒のやま(野山)

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デジタル大辞泉 「野山」の意味・読み・例文・類語

の‐やま【野山】

野と山。野や山。
[類語]山海山河山水山川山野

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