デジタル大辞泉
「滅相もない」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
めっそう【滅相】 も ない
とんでもない。思いがけないことである。あるべきことではない。
※
談義本・身体山吹色(1799)一「めっそうもない、此子を地の中へ埋めるなどとは」
[
補注]丁寧表現で「めっそうもありません」となるのは、「ない」が否定形と意識されるからであるが、
意味のうえでは「めっそう」とほとんど
差異がない。「(これ以上の)
滅相なことも存在しない」という意から生まれたか。同様の例に、「たいそう」「たいそうもない」、「と
ひょう」「とひょうもない」があり、いずれも「とんでもない」の意味をもつことに共通性が認められる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報