盆窪(読み)ぼんのくぼ

精選版 日本国語大辞典 「盆窪」の意味・読み・例文・類語

ぼん‐の‐くぼ【盆窪】

〘名〙
① 項(うなじ)中央くぼんだところ。ぼんくそ
源平盛衰記(14C前)一三「烏帽子の尻、盆(ボン)の窪(クボ)に押入て」
江戸時代、生まれて六日目、または七日目の男女児の産毛を、うなじの所だけに少し残して剃落した髪形。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

ぼ‐の‐くぼ【盆窪】

※大上臈御名之事(16C前か)「おくれのかみをば両方よりとりて、ぼのくぼにてくむなり」

ぼん‐の‐くどう【盆窪】

〘名〙 「ぼんのくぼ(盆窪)」の変化した語。
滑稽本・七癖上戸(1810)上「無なしの鼻っぱしらア、ぼんのくどうへたたき出すぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android