皆河村(読み)みなごむら

日本歴史地名大系 「皆河村」の解説

皆河村
みなごむら

[現在地名]安富町皆河せき

安志あんじ谷の最北部に位置し、南は杤原とちはら村。南流する安志(現林田川)両岸を占め、南から早柏はやかし一の谷いちのたにうめおか(現在の梅中)行友ゆきとも・中皆河・重光しげみつ新田しんでの集落があり、その北方に枝村関がある。慶長国絵図に「ミな古村」とみえ、その南西隣に「行友村」がある。安志川の最上流にみえる「関田村」は枝村関をさすか。領主の変遷は延宝七年(一六七九)まで安志村と同じ。同年幕府領、宝永七年(一七一〇)幕府領林田藩預地、正徳四年(一七一四)幕府領、享保六年(一七二一)幕府領姫路藩預地、寛保元年(一七四一)幕府領、延享二、三年(一七四五、四六)頃に幕府領三日月藩預地、同四年幕府領となる(「宍粟郡領主記」東京大学史料編纂所蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android