精選版 日本国語大辞典 「的始」の意味・読み・例文・類語
まと‐はじめ【的始】
〘名〙 年頭、または、弓場(ゆば)新造の際に射手を選んで新装の的を射ること。また、その儀式。武家の間では鎌倉時代から行なわれ、射手の組み方などに慣例を生じ、また、将軍も臨席した。江戸幕府では正月一一日が、この式日とされた。弓始(ゆみはじめ)。弓場始(ゆばはじめ)。《季・新年》
※吾妻鏡‐文治四年(1188)正月六日「御酒宴最中、有二御的始一」
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