申訳無い(読み)モウシワケナイ

デジタル大辞泉 「申訳無い」の意味・読み・例文・類語

もうしわけ‐な・い〔まうしわけ‐〕【申(し)訳無い】

[形]
言い訳のしようがない。弁解余地がない。相手にわびるときに言う語。「世間に対し―・い気持ちで一杯だ」「不始末をしでかして―・い」
相手に無理な依頼ごとをして、すまないという気持ちを表す語。「―・いが、あしたにしてもらいたい」
[派生]もうしわけながる[動ラ五]もうしわけなげ[形動]もうしわけなさ[名]
[補説]「申し訳」に「ない」の付いた複合形容詞で一語とするが、「申し訳」は名詞としても使われ、「申し訳がない」「申し訳が立たない」という言い方もある。従って丁寧にしようとして「申し訳ありません」「申し訳ございません」と言うことは、一概に誤りとは言えない。
[類語]気の毒済まない心苦しい面目無い名折れ面汚し赤恥羞恥生き恥死に恥恥さらし恥ずかしい極まり悪いやましい不名誉不面目肩身が狭い合わせる顔がない身の置き所が無い穴があったら入りたい面目次第も無い汗顔・汗顔の至り冷汗三斗・冷や汗もの・忸怩じくじ顔向けが出来ない顔が合わせられない顔が潰れるばつが悪いどの面下げて恥じ入るかた無し小恥ずかしい気恥ずかしいうら恥ずかしい面はゆい照れ臭い恥をかく身の縮む思い後ろめたい後ろ暗い気がとがめる負い目自責面目丸潰れ面目を失う泥を塗る名を折る名を汚す消え入る

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