自責(読み)じせき

精選版 日本国語大辞典 「自責」の意味・読み・例文・類語

じ‐せき【自責】

〘名〙 自分自身のあやまちを責めとがめること。〔哲学字彙(1881)〕
※猿(1916)〈芥川龍之介〉「一刹那の中に、こんな自責(ジセキ)が、私の心に閃きました」 〔荘子‐則陽〕

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デジタル大辞泉 「自責」の意味・読み・例文・類語

じ‐せき【自責】

自分で自分の過ちをとがめること。また、自分に責任があると考えること。「自責の念に駆られる」⇔他責
[類語]反省内訟内省自省猛省省みる思い直す思い返す面目無い名折れ面汚し赤恥羞恥生き恥死に恥恥さらし恥ずかしい極まり悪いやましい不名誉不面目肩身が狭い合わせる顔がない身の置き所が無い穴があったら入りたい面目次第も無い汗顔・汗顔の至り冷汗三斗・冷や汗もの・忸怩じくじ顔向けが出来ない顔が合わせられない顔が潰れるばつが悪いどの面下げて恥じ入るかた無し小恥ずかしい気恥ずかしいうら恥ずかしい面はゆい照れ臭い恥をかく身の縮む思い後ろめたい後ろ暗い申し訳ないすまない心苦しい気の毒気がとがめる負い目面目丸潰れ面目を失う泥を塗る名を折る名を汚す消え入る

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普及版 字通 「自責」の読み・字形・画数・意味

【自責】じせき

自らを責める。〔漢書、息夫躬伝〕昔、秦の繆(ぼく)、百里奚・蹇叔(けんしゅく)の言に從はず、以て其の師を敗り、自責し、~名、後世に垂る。

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