用弁・用辨(読み)ようべん

精選版 日本国語大辞典 「用弁・用辨」の意味・読み・例文・類語

よう‐べん【用弁・用辨】

〘名〙
用事を弁じること。用事をすますこと。用事のすむこと。用の足りること。用便。
正法眼蔵(1231‐53)仏性「しるべし、真箇の用辨は声色の即現にあらず」
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)七「僕浪花に七とせあまりも居住せしが、花洛へは唯用弁(ヨウベン)の為のみに登れば」
② 犯罪人を捕えること。また、犯罪人が捕えられること。
歌舞伎勧善懲悪孝子誉(1877)三幕「『や、源六、手めえも御用辨か』『悪事の報いだ、仕方がねえ』」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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