測量士(読み)ソクリョウシ

デジタル大辞泉 「測量士」の意味・読み・例文・類語

そくりょう‐し〔ソクリヤウ‐〕【測量士】

測量法に定められた資格を有する測量技術者。測量に関する計画作成実施する。

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精選版 日本国語大辞典 「測量士」の意味・読み・例文・類語

そくりょう‐し ソクリャウ‥【測量士】

〘名〙 測量法によって定められた、基本測量または公共測量をする資格を有する測量技術者。測量技師。

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改訂新版 世界大百科事典 「測量士」の意味・わかりやすい解説

測量士 (そくりょうし)

測量法の適用をうけ,測量に従事する技術者をいう。測量法では,国または公共団体が費用の全部または一部を負担して行う土地の測量においては,その測量に従事する者は,測量士または測量士補でなければならず,特に測量に関する計画を作成するのは測量士でなければならないとされている。測量士となる資格については,次のような定めがある。(1)文部大臣が認定した大学において,測量に関する科目を修め,当該大学を卒業した者で測量に関し1年以上の実務の経験を有する者。(2)文部大臣の認定した短期大学または高等専門学校において測量に関する科目を修め,当該学校を卒業した者で測量に関し3年以上の実務の経験を有する者。(3)建設大臣が指定する専門の養成施設において1年以上測量士補となるのに必要な専門の知識および技能を修得した者で,測量に関し2年以上の実務経験を有するもの。(4)国土地理院の長が行う測量士試験に合格した者,等となっている。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「測量士」の意味・わかりやすい解説

測量士
そくりょうし
surveyor

技術者として基本測量および公共測量に従事するための国家資格。測量法第50条に基づき、測量士試験に合格するか、大学において測量に関する科目を修めて卒業し1年の実務経験をもつ者等に与えられる。また同法第48条には「測量士は測量に関する計画を作製し、又は実施する」とある。同様に測量士補となる資格が第51条にあり、測量士補試験に合格するか、大学において測量に関する科目を修めて卒業した者等に与えられ、第48条には「測量士補は、測量士の作製した計画に従い測量に従事する」と規定されている。

[尾崎幸男・辻 宏道 2016年11月18日]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「測量士」の意味・わかりやすい解説

測量士
そくりょうし
registered surveyor

測量を行う技術者で,測量法によって測量士として登録された者。技術者として,基本測量または公共測量に従事し,測量に関する計画を作成し,または実施する。測量士補も同じように登録されたもので,測量士の作成した計画に従い測量に従事する。測量士となる資格は,(1) 大学で測量に関する科目を修め,卒業後1年以上の実務経験のある者,(2) 短大または旧制専門学校で,測量に関する科目を修め,卒業後3年以上の実務経験のある者,(3) 建設大臣の指定する養成施設 (1年以上) を卒業し,実務経験2年以上の者,(4) 国土地理院長が行う測量士試験に合格した者,のいずれかである。測量士補となる資格は前記の (1) ,(2) ,(3) のいずれかの施設を卒業または国土地理院長が行う測量士補試験に合格した者である。

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百科事典マイペディア 「測量士」の意味・わかりやすい解説

測量士【そくりょうし】

基本測量または公共測量に関する計画の作製,実施を業務とする技術者。測量法の定める一定学歴と実務経験をもつ者か,国土地理院の長の行う試験の合格者が資格をもつ。業務を行うには国土地理院の測量士名簿に登録が必要。

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