科目(読み)カモク

デジタル大辞泉 「科目」の意味・読み・例文・類語

か‐もく〔クワ‐〕【科目】

いくつかに分けたそれぞれ項目。「予算科目
学問区分。特に、学校教科を分野別に分類したもの。課目。「選択科目
古く、中国での官吏登用試験の類別。→科挙
[類語]教科学科

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「科目」の意味・読み・例文・類語

か‐もく クヮ‥【科目】

〘名〙
① ある事柄を、いくつかの項目や種目に区分したもの。項目。
太政官達第四二号‐明治一〇年(1877)五月一四日「但大科目金額流用等の儀は大蔵省へ可申出」
② 学問の種目。多くは、大学や高校などの教科を構成している単位をいう。
※日本教育策(1874‐75頃)〈森有礼編〉合衆国教育概略「其科目尋常中学の制に做ひ」
③ 古く、中国の官吏登用試験である科挙(かきょ)の種目。また、科挙のこと。
日本詩史(1771)序「童子有科目。耆老有礼徴」 〔宋史‐曾従龍伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「科目」の意味・わかりやすい解説

科目 (かもく)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

普及版 字通 「科目」の読み・字形・画数・意味

【科目】かもく

試験種目。

字通「科」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の科目の言及

【教科】より

…小・中・高の諸学校での授業を通して子どもが学習すべき知識や技術などを,学問や文化の体系に沿って,人類の遺産の中から必要なものを選びとり,教育的に組織したものをいい,学科ともよばれる。また教科の中で,さらに区分して系統立てられた領域を科目とよぶ。教科の起源は西洋古代以来の自由七科(リベラル・アーツ。…

※「科目」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android