河東町(読み)かわひがしまち

日本歴史地名大系 「河東町」の解説

河東町
かわひがしまち

面積:三九・五八平方キロ

東は日橋につぱし川を境に耶麻郡猪苗代町、北東は同郡磐梯町、北西は同郡塩川しおかわ町に接し、西は湯川ゆがわ村、南は会津若松市に接する。東部の八田はつた地区は猪苗代湖に続く翁島泥流地形に属し、大工だいく川・金山かねやま川が浸食して、西部一帯に扇状地末端の平地をつくった。近世はすべて会津藩領で河沼郡代田組に属した。八葉はちよう寺は会津の高野山ともよばれて信仰を集め、藤倉ふじくら二階堂は特異な建築様式で知られる。明治三二年(一八九九)七月、岩越鉄道(現磐越西線)の郡山―若松間が開通し広田ひろた駅が設置され、同三七年には若松―喜多方間が開通、昭和九年(一九三四)堂島どうじま駅が設けられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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