気類(読み)きるい

精選版 日本国語大辞典 「気類」の意味・読み・例文・類語

き‐るい【気類】

〘名〙
① 物と物との間にはたらく目に見えない力の類。〔文明本節用集(室町中)〕
② (天地の気をうけたたぐい。なかまの意から) 万物。人と物との総称。〔鍾会‐与将斌書〕
③ 似かよった仲間。また、気のあう友。
江戸繁昌記(1832‐36)初「琉璃界の花を把て、肥粉娼婦に比す、気類に非る也」 〔曹植‐求通親親表〕

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普及版 字通 「気類」の読み・字形・画数・意味

【気類】きるい

生類。また意気の合うもの。魏・曹植〔親親を通ずるを求むる表〕臣竊(ひそ)かに自ら傷む。敢て乃ち氣はり、人事を脩め、人倫を敍することをまざるも、~吉凶の問塞(ふさ)がり、慶弔の禮廢す。恩紀のふこと、路人よりも甚だし。

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