慶弔（読み）けいちょう

精選版 日本国語大辞典

けい‐ちょう ‥テウ【慶弔】

〘名〙

① 出産、結婚などの喜ぶべきことと、死などの悲しむべきこと。吉事と凶事。

※日本の労働運動（1901）〈片山潜・西川光二郎〉一「斯業進歩の研究及び禍福慶吊、其他幾多の諸点に於て運動一致を欠き」 〔史記‐蘇秦〕

② 互いに慶事を祝い、凶事をとむらうこと。

※江戸繁昌記（1832‐36）三「慶弔相通じ、出入門を共にす」 〔後漢書‐荀爽伝〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

けい‐ちょう〔‐テウ〕【慶弔】

結婚・出産などの喜ぶべきことと、死などの悲しむべきこと。お祝い事と不幸。
[類語]吉凶・禍福

出典　小学館

普及版 字通

【慶弔】けいちよう（てう）

吉凶。〔後漢書、王充伝〕以爲(おも)へらく、俗儒を守るも、多く其の眞を失ふと。乃ち門を閉し思ひを潛め、慶弔の禮をち、牆壁に各刀筆を置き、論衡十五・二十餘言をはす。物の同異を釋(と)き、時俗の疑を正す。

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出典　平凡社「普及版 字通」