デジタル大辞泉
「氏より育ち」の意味・読み・例文・類語
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うじ【氏】 より=育(そだ)ち[=育(そだ)て柄(がら)]
家柄、身分のよさよりも、環境、
教育などのほうが、人間をつくりあげるのには大切であるということ。〔北条氏直時代諺留(1599頃)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
氏より育ち
人柄や立ち居ふるまいは、生まれついた家柄や身分よりも、育った環境や教育による影響が大きい。
[使用例] この二人は自分の母が京の公卿の血を受けたひとだということなど知るはずもなく、氏より育ちとはまことに人間のたよりなさ、生まれ落ちたこの山奥が自分たちの親代々の故郷とのんきに合点して[太宰治*新釈諸国噺|1945]
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