精選版 日本国語大辞典 「死損」の意味・読み・例文・類語
しに‐そくな・う ‥そくなふ【死損】
〘自ハ四〙
① =しにそこなう(死損)①
※人情本・閑情末摘花(1839‐41)三「お両個(ふたり)にお目にかかって、又死に損(ソク)なったのでございます」
② =しにそこなう(死損)②
しに‐ぞこない ‥ぞこなひ【死損】
〘名〙
① 死ぬべきときに死ねないこと。また、その人。しにくじけ。しにはぐれ。
② 老人をののしっていう語。しにはぐれ。
※歌舞伎・傾城仏の原(1699)一「ヤイ、ここな死損(シニゾコナヒ)め」
しに‐そこな・う ‥そこなふ【死損】
〘自ワ五(ハ四)〙
① 死ぬべきときに死ぬことができなくなる。死のうとしてしくじる。しにそくなう。
② もう少しで死ぬところである。しにそくなう。
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