武連村(読み)むれむら

日本歴史地名大系 「武連村」の解説

武連村
むれむら

[現在地名]能都町武連

二子ふたご(一八一・三メートル)北麓に位置し、東は吉谷よしたに村。享禄五年(一五三二)五月の穴水村・諸橋六郷長衆交名案(諸橋文書)に、諸橋六郷衆として「む連」の彦左衛門尉の名がみえる。正保郷帳では高一三九石余、田方五町六反余・畑方三町六反余、新田高一一三石余。承応三年(一六五四)の村御印の高二五三石余、免三ツ(能登奥両郡収納帳)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の高二六三石、免三ツ七歩、小物成は山役二一匁・炭竈役三九匁(三箇国高物成帳)元禄(一六八八―一七〇四)頃にも炭焼が行われた(国産抄)。武連越は鵜川うかわ村から中居なかい(現穴水町)へ行く本道とされ、鵜川へは一里三三町で、本馬九三文・軽尻五二文・人足二六文、川尻かわしり(現穴水町)へは一里二〇町で、本馬七四文・軽尻四四文・人足二二文(能登名跡志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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