能登名跡志(読み)のとめいせきし

日本歴史地名大系 「能登名跡志」の解説

能登名跡志
のとめいせきし

二巻二冊

別称 能登巡・雑能登路記・能登路記・能登名跡集・能登一国名跡志・能登名海志・能登鏡 太田道兼頼資著

成立 安永六年

写本 県立図書館・加越能文庫

解説 能登一国の名跡・旧跡事物について、口碑伝承も取入れて詳細に記述。加賀国河北郡高松から筆を起こして能登に入り、羽咋郡今浜を通り、能登半島の西海岸外浦を回り、珠洲郡狼煙・三崎を経て東海岸内浦を巡り、七尾周辺から邑知潟を抜けて、羽咋郡宿、そして今浜に至る半島一周のことを記したもの。通路以外の地域・村落についても近隣村の記述に続けて記す。

活字本 加賀能登郷土図書叢刊四期

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報