隆起準平原(読み)りゅうきじゅんへいげん(英語表記)elevated peneplain

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「隆起準平原」の意味・わかりやすい解説

隆起準平原
りゅうきじゅんへいげん
elevated peneplain

地殻運動によって隆起した準平原。一度浸食基準面まで削剥され低下,小起伏化した土地が,再び地殻運動によって高所にもち上げられたもの。縁辺部から浸食が再び始まって深い谷が小起伏面を刻むようになる。三河高原吉備高原などはこの例で,新第三紀に形成された起伏面が隆起したものと考えられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

線状降水帯

線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルに及ぶ。台風に伴って発達した積乱雲が螺旋らせん状に分布する、アウターバンドが線状...

線状降水帯の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android