出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
奈良県北部の市。1956年畝傍(うねび),八木,今井の3町と鴨公(かもきみ),真菅,耳成(みみなし)の3村が合体,市制。大阪のベッドタウンとして人口が急増しており,12万5605(2010)は県下第2位である。市域の中・北部は奈良盆地の南端にあたる。日本の古代文化の一中心地で,大和三山として親しまれる耳成山,天香久(あまのかぐ)山,畝傍山があるのをはじめ,橿原遺跡,新沢(にいざわ)遺跡,丸山古墳,藤原宮(ふじわらのみや)跡,多数の陵墓など古代史跡が多い。商業の中心地である八木は,古くから交通の要地として発達し,近鉄大阪線と橿原線が交差するほか,JR桜井線と国道24号線が通る。飛鳥川を隔てて八木に対する今井は,かつて称念寺を中心とする寺内町として栄え,古い町並みをよく残している。畝傍山南麓の橿原神宮は参詣者が多く,神宮周辺には森林遊園,運動場,体育館,考古博物館などがあり,奈良盆地南部の文化,レクリエーションのセンターをなしている。
執筆者:橋本 征治
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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