横町・年貢町・八百屋町(読み)よこまち・ねんぐまち・やおやちよう

日本歴史地名大系 「横町・年貢町・八百屋町」の解説

横町・年貢町・八百屋町
よこまち・ねんぐまち・やおやちよう

[現在地名]白河市横町・年貢町・八百屋町・番士小路ばんしこうじ明戸あけど

小峰こみね城の東、阿武隈川谷津田やんた川に挟まれた丘陵中央に位置する。郷帳類には横町・横町村などとして高付される。横町は奥州道中沿いの両側町で南北に連なる。城の横町門口が西側にあり、外堀にも接する。南西部はもと町に接し、街道は横町で東西から南北に直角に方向を変え、北は町に続く。城下通り五町のうち。長さ一八二間。年貢町は横町の南端から北西に延びる棚倉たなぐら(現棚倉町)・石川(現石川町)方面に通じる街道の両側町で、寛永年間(一六二四―四四)の丹羽家在城図(石岡家蔵)には米町と記され、町の長さ一三二間(白河風土記)。八百屋町は年貢町の南側に位置する裏町で、もと田畑であったが元禄一六年(一七〇三)に町家となった(文政六年「白河宿明細帳」遠藤家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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