直角
ちょっかく
right angle
2直線が直交するときの角。すなわち,直線 l と直線 m が1点O で交わり,4個の角を定め,m に関して l を折返したときに l に重なる場合,この4つの角はすべて等しく,これを直角という。また,直角は平角の半分と定義してもよい。言い換えれば,頂点O を共有する隣合った2つの角 ∠XOP ,∠YOP が互いに補角をなすとき (つまり XOP が直線になるとき) ,∠XOP=∠YOP ならば,∠XOP または ∠YOP は直角といわれ,記号 ∠R で表わす。すなわち ∠XOP=∠YOP=∠R である。直角は角度ではかれば 90度 (90゜) ,またラジアンではかれば π/2 である。
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ちょっ‐かく チョク‥【直角】
〘名〙 (形動) 二直線が交わってできる四つの角がすべて等しいときのそれらの角の大きさ。記号で ∠R と書き、角の単位として用いられることもある。また、そういう角度をなしているさま。
※小学読本(1873)〈田中義廉〉四「角度に三種あり、直角、
鋭角、
鈍角なり」
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直角【ちょっかく】
角とその補角とが等しい角,またその大きさ。したがって角の2辺が一直線になるときはその角は2直角。度では90°,ラジアンではπ/2。直角より小さい角を鋭角,大きい角を鈍角という。
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デジタル大辞泉
「直角」の意味・読み・例文・類語
ちょっ‐かく〔チヨク‐〕【直角】
[名・形動]垂直に交わる二直線のなす角。90度の角。また、その角度をなしているさま。「T字路を直角に曲がる」
[類語]鉛直・垂直
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ちょっかく【直角 right angle】
角とは1点からでる二つの半直線からなる図形のことで,動かすことによって重ね合わすことができる二つの角は同じ大きさをもつという。点Oからでる三つの半直線OA,OA′,OBがあって,OA′はOAの反対の向きへの延長であるとき,OAとOBのなす角とOA′とOBのなす角は互いに補角であるという(図)。角とその補角とが同じ大きさをもつとき,この角を直角という。直角はみな同じ大きさをもつ。直角,またはその大きさを∠Rで表す。
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世界大百科事典内の直角の言及
【角】より
…Oを頂点とする角の1辺上に点Aがあり,他の辺上に点Bがあるとき,この角は∠AOBと表される。平角の半分の大きさの角を直角といい,∠Rで表す。直角より小さい角を鋭角,直角より大きく平角より小さい角を鈍角という。…
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