日本大百科全書(ニッポニカ) 「横瀬(町)」の意味・わかりやすい解説
横瀬(町)
よこぜ
埼玉県西部、秩父郡(ちちぶぐん)にある町。1984年(昭和59)町制施行。西武鉄道秩父線、国道299号が通じる。北西部を除けば大半は秩父山地で、西端秩父市との境に武甲山(ぶこうざん)、南東の飯能(はんのう)市との境に旧正丸峠(しょうまるとうげ)がある。秩父盆地の南東部にあたり、秩父織物発生の地といわれ、かつては織物業、林業、養蚕業が盛んであったが、現在は武甲山の石灰岩採掘、セメント工業が中心で、電気機械の工場も多い。観光農園が盛んで、あしがくぼ果樹公園村、宇根フルーツパークなどがある。面積49.36平方キロメートル(境界一部未定)、人口7979(2020)。
[中山正民]
『『横瀬村誌』(1952・横瀬村)』
[参照項目] |
| [補完資料] |