普及版 字通 「梱(漢字)」の読み・字形・画数・意味
15画
(異体字)梱
11画
[字訓] しきみ
[説文解字]
[字形] 形声
声府は困(こん)。困は木組みをしてものを遮・塞することをいう。〔説文〕六上に字を梱に作り、「門(もんけつ)なり」という。門の字はに作るべく、〔史記〕にその用例が多い。
[訓義]
1. もんのしきみ、門ぐい、門の中央にあって両扉をとめる木。
2. 宮中の小門。
3. 壼(こん)と通じ、宮中。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 シキミ・トシキミ・トノシキミ/梱 ヒロシ 〔字鏡集〕 トノシキミ・シキイ・シキミ・トシキミ・カドノカギリ/梱 ヒロシ
[語系]
(梱)・壺khunは同声。限henは声義近く、閾hiukもまたその系統の語であろう。みな一定のところを閉塞する意がある。
[熟語]
▶・域▶・宇▶・奥▶・外▶・寄▶・業▶・▶・術▶・職▶・則▶・内▶・範▶・閾▶
[下接語]
閨・出・椒・天・門
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報