松平容大(読み)まつだいら かたはる

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松平容大」の解説

松平容大 まつだいら-かたはる

1869-1910 明治時代の大名,華族
明治2年6月3日生まれ。陸奥(むつ)会津(あいづ)藩(福島県)藩主松平容保(かたもり)の長男会津戦争に敗れ,会津藩は廃絶されたが,明治2年家名再興をゆるされ,1歳で陸奥斗南(となみ)藩(青森県)3万石の藩主となる。のち子爵,貴族院議員。明治43年6月11日死去。42歳。通称は慶三郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「松平容大」の解説

松平容大

没年:明治43.6.11(1910)
生年:明治2.6.3(1869.7.11)
明治期の斗南藩(青森県)知事,陸軍大尉。旧会津松平家の嗣子。父は容保。明治2(1869)年,家名再興され,翌年斗南藩知事となる。明治17年子爵。のち軍籍に身を置き日清戦争に少尉出征,騎兵大尉で退役,貴族院議員に任じた。

(福地惇)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android