まつ【松】 の 花(はな)
① 松に咲く花。春、
新芽の先に
雌花と
雄花とが咲く。《季・春》
※
万葉(8C後)一七・三九四二「麻都能波奈
(マツノハナ)花数にしもわが
背子が思へらなくにもとな咲きつつ」
② 松は百年に一度花が咲くというところから、めでたいことあるいは
長寿の
祝賀の意にいう語。
※
金葉(1124‐27)賀・三三三「雪つもる年のしるしにいとどしく千年の松の花さくぞ見る〈
藤原頼通〉」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
まつのはな【松の花】
滋賀の日本酒。酒名は、蔵を建設する際に伐採された松の古木を偲び命名。大吟醸酒「藤樹(とうじゅ)」はモンドセレクション金賞受賞酒。純米大吟醸酒「西近江路」、吟醸酒「雪あかり」「SORA宙」のほか、純米酒、本醸造酒などがある。原料米は山田錦など。仕込み水は比良山系の伏流水。蔵元の「川島酒造」は慶応元年(1865)創業。所在地は高島市新旭町旭。
出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報