ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東洋医学」の意味・わかりやすい解説
東洋医学
とうよういがく
Eastern medicine
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広義には、東洋諸地域でおこり、発展した医学を総称するが、現在、日本で常識化している東洋医学の概念は、古代中国でおこり、発展し、日本に伝えられ、日本の風土のなかで発展した医学(漢方医学)の総称である。古代中国の黄河の流域でおこり、発展したのが鍼灸(しんきゅう)、手技(とくに「あんま」)療法であり、揚子江(ようすこう)流域およびそれ以南の地域でおこり、発展したのが漢方薬療法であるといわれる。こうしたことから、東洋医学は、薬物療法である漢薬と、物理療法である鍼灸、手技療法を総合した体系ということができる。なお日本で「漢方」とよばれるのは、明治の初めに西洋から入った「洋方」に対しての用語であるとともに、漢の時代に、北の鍼灸と南の漢薬治療の理論が総合され、体系化されたためとされる。
[芹澤勝助]
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出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…初めにいったように,東洋では精神と物質,あるいは心と身体をはっきり区別する二元論の考え方はなかった。その基礎には,東洋の宗教の修行法や東洋医学の考え方がある。たとえば,禅やヨーガや道教などの瞑想(めいそう)法や修行法は,心の働きと身体の働きが一体になった〈心身一如〉の境地を理想として追求している。…
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