朦朧状態(読み)モウロウジョウタイ

デジタル大辞泉 「朦朧状態」の意味・読み・例文・類語

もうろう‐じょうたい〔‐ジヤウタイ〕【××朧状態】

意識障害の一。軽い意識混濁があり、外界を認知できるが、意識する範囲が狭くなっていて全体把握ができない状態。異常行動を伴うこともあり、回復後にその間のことを十分に追想できない。ヒステリーてんかんアルコール中毒などでみられる。

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精選版 日本国語大辞典 「朦朧状態」の意味・読み・例文・類語

もうろう‐じょうたい ‥ジャウタイ【朦朧状態】

〘名〙 意識の異常状態の一つ。軽い意識の混濁がある。一見かなり正常な状態に見えるが、刺激に対しての反応がにぶく、周囲情況と無関係な異常な言動を伴う。ヒステリーや癲癇(てんかん)、アルコール中毒などにみられる。

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百科事典マイペディア 「朦朧状態」の意味・わかりやすい解説

朦朧状態【もうろうじょうたい】

意識異常の一種。意識の変様状態で,意識混濁はあまり目立たない。一見整然とした行動を示すが,意識が狭縮しており,実際には目的のない行動を起こすことが多い。ときに放火殺人自殺などの衝動的行動にはしることもある。この状態は数時間から数週間続き,終わったときにはその間の記憶は断片的かあるいは全く喪失している。癲癇(てんかん),ヒステリー高熱,中毒などの際みられる。

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