普及版 字通 「挿(漢字)」の読み・字形・画数・意味
挿
常用漢字 10画
(旧字)插
12画
[字訓] さす・さしはさむ・はさむ
[説文解字]
[字形] 形声
旧字は插に作り、(そう)声。はすき。土中にものを植えこむことをいう。〔説文〕十二上に「刺して(い)るるなり」(段注本)とみえる。田植えを挿秧、花の髪飾りを挿花という。
[訓義]
1. さす、さしこむ、さしはさむ。
2. すき。
3. 荷い棒。
4. とる、になう。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕插 サシハサム 〔字鏡集〕插 サシイル・サシハサム・カザシ・スキ・カナヘリ
[語系]
插・()tsheapは同声。は鍬(くわ)。手鍬で種などをうえこむことをいう。
[熟語]
挿羽▶・挿秧▶・挿架▶・挿花▶・挿画▶・挿口▶・挿釵▶・挿刺▶・挿枝▶・挿嘴▶・挿蒔▶・挿手▶・挿▶・挿▶・挿柳▶・挿話▶
[下接語]
秧挿・架挿・釵挿・斜挿・笑挿・争挿・摘挿・乱挿
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報