精選版 日本国語大辞典 「折込」の意味・読み・例文・類語
おれ‐こ・む をれ‥【折込】
〘自マ五(四)〙
① 針などの折れた先が、中にはいる。
② 胎内に子を宿す。また、体内にやどる。
※俳諧・炭俵(1694)下「かなしさの胸に折れ込枯野かな〈呂丸〉」
③ 内側に折れ曲がる。
おり‐こ・む をり‥【折込】
〘他マ五(四)〙
① 折って中に入れる。中の方に折る。
② 他の物の中に一緒に折り入れる。新聞などを折るとき、広告用のちらしなどをはさみ込む。
③ 傍から口を入れる。差し出口をする。
おり‐こみ をり‥【折込】
〘名〙
① 折り込むこと。また、その物。
② 新聞や雑誌などに、付録や広告のちらしなどを折ってはさみこむこと。また、そのもの。
おれ‐こみ をれ‥【折込】
〘名〙 妊娠。身ごもり。
※歌舞伎・吾嬬下五十三駅(天日坊)(1854)三幕「沖の船唄よい汐どきに、脇櫓にあらで二人乗り、片山ぢゃ合点ぢゃ、折(ヲ)れ込(コ)みぢゃ合点ぢゃ」
おれ‐こま・す をれ‥【折込】
〘他サ四〙 妊娠させる。身ごもらせる。
※滑稽本・浮世床(1813‐23)二「おらが伯母御の子息(むすこ)が泊客に来てゐた娘と出来て、懐胎(ヲレコマ)したもんだから」
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