精選版 日本国語大辞典 「打続」の意味・読み・例文・類語
うち‐つづ・く【打続】
① 後に付く。つき従う。
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「うちつづきていで給ぬ」
② 物事の後に、切れ目なく次の物事が行なわれたり、起こったりする。
※蜻蛉(974頃)下「ながき物忌みにうちつづき」
③ ある状態がずっと保たれる。継続する。
※徒然草(1331頃)一九「折しも雨風うちつづきて」
④ ずっとつながる。
[2] 〘他カ下二〙 ⇒うちつづける(打続)
うち‐つづ・ける【打続】
〘他カ下一〙 うちつづ・く 〘他カ下二〙
① 打つことを絶え間なく行なう。
② 興行を続ける。
※藤十郎の恋(1919)〈菊池寛〉二「半左衛門座は尚打ち続けた」
③ (「うち」は接頭語) あとに続いて行なう。また、継続して行なう。
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