精選版 日本国語大辞典 「愚痴・愚癡」の意味・読み・例文・類語
ぐ‐ち【愚痴・愚癡】
※醍醐寺本元興寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747)「我現在父母六親眷属愚癡邪見人三宝即破滅焼流、所奉之物反取滅也」
② 言っても仕方のないことをくどくどと嘆くこと。言ってもかえらぬこと、益のないことを言うこと。泣き言。
※仮名草子・小さかづき(1672)四「痴は愚痴とて、かへらざる事をくやみ叶はざる事をおもふ事也」
※浄瑠璃・一谷嫩軍記(1751)二「何ぢゃやらぐどぐどぐどぐどと、愚痴な事ばかりいはしゃるわいの」
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