精選版 日本国語大辞典 「当前」の意味・読み・例文・類語
あたり‐まえ ‥まへ【当前】
〘名〙
② (形動) (①を受け取ることは当然の権利であるところから) 道理から考えて、そうあるべきこと。また、そのさま。当然。
※箚録(1706)「其人の左無て叶ざる当り前の旨を以て引入進め諫するを云」
③ (形動) ごく普通のこと。ありふれているさま。
※大学垂加先生講義(1679)「静の字、尋動静とわかつあたりまへの静にはあらず、妄に動ぬを静と云たもの也」
※歌舞伎・心謎解色糸(1810)大切「なにサ、裸はでんぼうの当り前(メエ)、土仕事にでもかかりゃア、寒の中(うち)でも真っ裸」
あたり‐まい【当前】
〘名〙 (形動) 「あたりまえ(当前)」の変化した語。
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