精選版 日本国語大辞典 「当付・宛付」の意味・読み・例文・類語
あて‐つ・ける【当付・宛付】
〘他カ下一〙 あてつ・く 〘他カ下二〙
① あてがう。割り当てる。特に、所領・所職を割り当てる。
※古今著聞集(1254)一〇「村人水を論じて、とかく争ひて、おほゐ子が田にはあてつけざりける時」
※太平記(14C後)二六「諸寺諸社の所領、一処も本主に充(アテ)付ず」
③ (男女の仲のいいのなどを)見せつける。見せびらかす。
④ (「つける」を接尾語的に用いて) よく当てる。いつも当たりをとっている。
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