精選版 日本国語大辞典 「弓矢・弓箭」の意味・読み・例文・類語
ゆみ‐や【弓矢・弓箭】
〘名〙
① 弓と矢。弓または矢。きゅうせん。
※平家(13C前)四「ただいまここをわたさずは、ながき弓矢の疵なるべし」
※曾我物語(南北朝頃)五「ゆみやの法には、命をば塵芥よりもかろくして、名をば千鈞よりもおもくせよと」
⑤ 弓矢による戦い。いくさ。戦争。
※伊達日記(1600頃か)中「御弓矢の勝負を以御滅亡は世上の習に候間、是非共御対戦可レ被レ成由」
⑥ 神社の随身門(ずいじんもん)に安置してある像の左方のもの。矢大臣。
※雑俳・柳多留‐一七(1782)「おもてはわらじうら門は弓矢なり」
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