島原・嶋原(読み)しまばら

精選版 日本国語大辞典 「島原・嶋原」の意味・読み・例文・類語

しまばら【島原・嶋原】

[1]
[一] 長崎県南東部地名島原半島の東部にある。江戸時代は松平氏七万石の城下町港町として発展。雲仙岳を控え、島原城跡がある。昭和一五年(一九四〇市制
[二] 京都市下京区西新屋敷にあった公許遊郭俗称。寛永一七年(一六四〇)、六条三筋町(ろくじょうみすじまち)を移転したもの。三方に堀をめぐらし、一方を出入口とした。祇園・二条・北野の黙許遊所の繁栄にともなって衰退西島
[2] 〘名〙 (初め(一)(二)を題材とするものが多かったところから) 歌舞伎異称
松平大和守日記‐明暦四年(1658)四月二二日「一島原、わか衆道心、ほうか 花見とこ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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